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北風台風

北風台風の威力 外断熱壁構造のRCマンションになったわけ(18)

 

 平成25年の台風シーズンは26号が伊豆大島に甚大な被害をもたらしました。

勿論、風では無く、大雨、それも桁外れの大雨によってです。

伊豆の島々は、元々火山島が多く、火山灰が厚く積もった山地が崩れたそうですが、鹿児島の火山灰地も以前に崩れ

て、電車ごと海に落ちた事が有りましたから、火山灰の積もった地層は崩れる事が有る様です。

日本列島は火山灰地の積もった土地が多いので、今後もこの様な気象条件が厳しくなって来ると、そうした被害が頻

発する事になるかも知れません。

自治体の防災対策は大変になるかも知れません。

 

 台風は26号に続いて27、28号と続いています。 そして台風が太平洋岸に迫ると、東京は北風に替わって気温が

下がって来ます。

太平洋高気圧の位置が変わると、台風は日本列島に上陸せずに、少し離れて太平洋岸を北東に向かいますから、大

陸の寒気が入って来て気温は下がるのです。

日中でも気温は20度を下回る日が続くと、室温は25度の辺りに下がって、ちょっと薄ら寒い感じもしますが、着るもの

を調整してそこそこ過ごせます。

 

 今年は、紅葉を見に行く様な天気は無いかも知れません。

次第に気温が下がり、室内気温も下がって来ますから、冬の暖房のモードになります。 

 

 台風が太平洋岸を通ると、陸上では決まって北風になります。

台風の接近度合いによって、左巻きの風が吹いていますから、台風との位置関係で、刻々と風向きが変化しますが、

少し遠くに有る場合には、全体が北よりの風になります。

 

 東京周辺の、真鶴半島から、伊豆半島の港(漁港)は、ほぼ北側向きに港が開いている場所が多く、大してニュース

にもならないのですが、甚大な被害を受けることが多いのです。

十年以上前ですが、伊豆半島の稲取港や真鶴港に被害の有った台風は、地元民で50歳代の人でも経験した事の無

い被害を受けた様です。

 

 当時初島の港の岸壁は、豆腐を思わせる様な大きなコンクリートの塊を幾つか並べて船舶の接岸用岸壁が作られて

いますが、それが動いてしまう様な大波だったことがあります。

漁港は、農水省が県を通じて管理されている様ですが、港湾設備は非常に費用が高価で、ちょっとした修理に何億円

も掛かるそうです。

 

 ずっと以前、八丈島の民家は、大抵の家が割合背の低い平屋が多かったのですが、或る時、近代風の家が建ち始め

たのですが、暫くして、強烈な台風に襲われ、昔ながらの家は無事で、近代的な家はかなりの被害を受けた事が有りま

す。

 沖縄では石垣を巡らせた平屋が今でも多く残っていますが、台風の通り道の様な所では、どうしても先人の知恵を受

け継がないと、酷い目に合うからなのでしょう。

数十年前に小笠原に行った時は、民家の庭にパパイアが沢山なっているのを見ていたら、そこの女性が、取ってもい

いよ、と言ってくれて、少しおしゃべりをしましたが、台風が来なけけりゃこんな良い所は無いんだけれど・・・と言ってい

たのが印象的でした。

 

 今後次第に気象条件が悪くなるとしたら、昔の様にガラス戸の外側を覆う雨戸が必要になるかも知れません。

台風や竜巻の時に物が飛んで来て、ガラスが割れて大変な事になるからです。

木造住宅では、雨戸を備える家が多いのですが、マンションなどの場合は、大抵雨戸は有りませんから、今市販されて

いる物よりもう少し具合の良い雨戸が欲しいと思います。

 

 一方、都会では高層ビルの谷間には、何時も強風が吹き荒れて、何とかして欲しいと思いますが、最近では、ビルの

外側に或る工夫をする事で、ビル風を少なくする設計が出初めています。

角の形状に丸みを付けたり、段差を付けたりしてビル風を減らす工夫が有る様です。

丁度、大型船の舳先に有る水面下の球状突起(バルバスバウ)の様な具合でしょうか。

船の場合は、大きくなればなるほど、大きな波を蹴立てて走りますが、近年ではそんな波を立てて走る船は有りませ

ん。

 

それは、舳先の水面下に有る丸い突起で打ち消すということですから、似た様な工夫が有るのでしょう。

船が走る時には、造波抵抗が大きな障害となりますが、小型の高速船では、船体を水面に出して、水中部分の体積を

少なくする事で、推進力にエネルギーを回して高速で走ります。

高速艇の船底船型は、飛行艇のフロートから発達したという説もあり、水面から離れることに有るため、出来るだけ平

たい形状が良い様です。

 

そうした船型を滑走艇などと呼びますが、タンカーの様な水中の体積が大きな船は、排水量型と呼んでいます。

自衛隊の潜水艦は、水中航行の性能を主にしていますから、そうした物が無く、とても大きな引き波を立てて走ってい

ます。

東京湾ではよく出会いますが、引き波が大きいので、早く見つけたいものですが、海面からの背が低い潜水艦を早く見

つけるのは結構神経を使います。

交通量の多い東京航路を横切るのは、レーダーを見るに越した事はありません。

 

 

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2023年10月15日AM11:30 台風26号気象衛星画像

 

 

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