湿度を保つには――お肌・風邪予防と結露との戦い
湿度を保つには――お肌・風邪予防と結露との戦い 外断熱・壁構造のRCマンションになったわけ(11)
部屋の湿度は、出来るだけ高い方が、人の肌には優しいと判っているばかりでは無く、風邪の予防にも役立つことが
判っています。
理由については、TVなどで繰り返し説明されていますが、かなり昔、或る製薬会社が北陸地方の風邪薬の販売成績が
悪く、長年その理由は不明だったそうですが、北陸地方の冬は湿度が高いので、風邪の流行が太平洋側ほどひどく無
かったからだと関係者から聞いたことがあります。
部屋の暖房をストーブなどによって、少ない量の空気を高い熱源で温めると、その温まった空気の飽和水蒸気量が増
えて、ちょっと温度の低い場所でも結露するなどして、全体の湿度は下がってしまいます。 ですから加湿する必要に
迫られるのです。
床暖房などでは、温める熱源(床)の温度が低く、あまり乾燥しないと言われています。
ウィステリア梅ヶ丘では、床も壁も全てが低い温度の熱源と考えることが出来、コンクリートの床や壁からの遠赤外線
によってある程度の暖房が出て来てしまいます。
しかし、窓のアルミサッシやガラスには結露して湿度も下がり、窓ガラスで冷やされた空気が下に降りて来る、コール
ドドラフトがありますから厚手のカーテンなどで覆い、寒い日は更にエアコンで暖房する必要もあります。
特に寝室の場合、人の呼吸による水蒸気で他の部屋よりも結露が多くなります。
この理由から、寝室は出来るだけ出窓の部屋を避ける方が、水滴拭きの手間が減ります。
出窓は、建物本体から出っ張った構造ですから、外気温が非常に低いと、どうしても結露気味になります。
東京でも、非常に寒い日もひと冬に何日かはありますが、そんな日は窓に沢山の結露が見られます。
何日も放って置くとカビの発生原因になりますから、こまめに拭き取る必要があります。
その他、浴室も使い方によっては、カビの発生が見られる場合があります。
浴室は出来るだけ乾燥する様に換気するのが望ましいことです。
カビの厄介な事は、環境が悪くなると、芽胞という状態になって閉じこもり、少々のことでは除菌出来ませんから、必ず
塩素系のカビ取り剤を使用しないといけません。
カビ退治をしても直ぐ又カビが生えるのは、天井に芽胞が付いている場合が多く、天井も塩素系カビ取り材剤で処理す
る必要があるそうです。
最近の銀イオンを使った方法だけでは、黒い色までは落とせません。
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