新米大家奮闘記(10) フローリング材
フローリング
賃貸物件という物は、特別怪しいとか変な人は別として、色々な人が住みます。
特に若い人で、これまで親と一緒に住んで居た人が、突然学校や勤めの都合で住みだしたりすると、ついだらしない
生活になるのか、フローリングの上にじかに敷いた布団が万年床で、退去時にはフローリングの板が変色してカビが
生えたりしている場合が有ります。
退去の時にうまく発見出来れば良いのですが、立ち会いをはしょったりすると、痛い目に合います。
フローリングの板は、表面に特殊な加工を施したふわふわの材木です。
表面だけが薄く硬い層になっていますが、中は柔らかい木材を積層して有り、万年床はその硬く薄い層も通して湿気
が浸透し、変色やカビが発生してしまうのですが、メーカーは同じ製品をそう長くは作って居ません。
ほんの2~3枚交換すれば済む話ですが、予備が無ければ、部屋中のフローリングを取り替えなくてはなりません。
メーカーは必ずと言って良いほど少し寸法を変えたり、色を変えたりして同時期に購入した物以外は使えないからです。
しかし、仮に同じ物を予備に持っていたとしても、そこだけ取り外すのも大変ですが、嵌め込むのはもっと困難で、全体
が浮き上がらないと嵌め込むことは出来ません。
そこでフローリングの床板を貼り付けないで、並べるだけにすれば何とか少しだけの床板を交換出来ます。
でも、特殊な工具を作ればで、次第に独自のやり方ないなって行きます。
工務店の様な所では一部屋全部を張り替えるのが普通ですが、張り替えてから1~2年で交換しなければならない時も
有りますから、時々役に立ちます。
ウィステリア梅ヶ丘では、DKの床板については、無垢板(むくいた)の床材で、椅子の生活が出来る様にして有ります。
ナラ材やカバ、ブナ材などの木材の無垢で25×150mmのピースを繋ぎ合わせたフローリングです。
通常のフローリングは、表面だけが硬く、中はふわふわの木材ですから、キャスター付きの椅子を使うとその表面の硬
い層だけが剥離してしまいます。
体重を掛けて椅子を動かすと、板の柔らかい中身が潰れて、表面が剥離してしまいます。
元々フローリング材に下側は、スポンジ状のゴムが貼って有りますが、このやり方には、床板の下に有る、コンクリート
スラブを出来るだけ平にしないと、フローリングがふわふわしたりして、変な感じになります。
接着してもふわふわした感じのする、厚いスポンジ状のゴムを張ったフローリングも沢山有って、階下への音を伝え難い
とされて居る様ですが、大した効果は無い様です。
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