新米大家奮闘記(11) タンカル
水回りの炭酸カウシュウム
フローリング張替えさえも一からの職人仕事ですから、ありとあらゆる事が興味深い物ばかりです。
室内クリーニングにしても、ホテル並みにしないと完全とは言えません。
人は、他人の痕跡が有る場所には住む気がしないものです。
部屋の中で一番生活の匂いが残るのは、水回り(トイレ、キッチン、洗面所、浴室等)です。
ホテルのインスペクターは水回りの清掃や家具の不具合や汚れも見逃さず、殆ど完全に近く清掃や修理をしています。
水回りの清掃は、ホテルと賃貸物件ではとんでもない違いが有ります。
ホテルは例え長く滞在したとしても、必ず毎日か長くて5日ほどまでですから、かなり掃除のやり甲斐が有りますが、賃
貸物件では、何年も殆ど掃除をしないか、してもやり方が違うのかとんでもなく汚れている部屋も有ります。
水回りの清掃での大敵は、タンカル(炭酸カルシュウム)です。
水道水の中にはカルシュウム類が溶け込んでいますから、水滴を自然乾燥させると空気に触れて炭酸カルシュウム
の結晶になってこびり付きます。
一旦タンカルが着くとそこに又水滴が残り、次第にそこだけタンカルの塊になってしまいます。
水回りの器具、水栓類や陶器製洗面器などは硬いもので擦ると直ぐに傷が付きますから、やはりコツが有ります。
タンカルは基本的には酸で溶けますから色々試します。
浴室のタンカルは石鹸と汚れが混じっていますから、簡単ではありません。
割合最近では、細かいダイヤモンドの粉をスポンジの一面だけに付けた小さな道具が市販されていますからかなり役
に経つ様です。
通常のルームクリーニング業者は、大抵そこそこにしかやってくれませんから、自分で追加の掃除をしなければなりません。

浴室の蛇口に付いた炭酸カルシュウムの染み
この程度では、アクリル毛糸でもある程度落ちます
車の洗車後に必ず水滴を拭き取るのはこうした染み(不純物の混ざった結晶)を残さないために必要です。
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