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新米大家奮闘記(14) 電蝕

厄介な電蝕騒動

 

 イオン化傾向の話が出た後ですが、気になる事が有りました。

或る部屋のパイプスペース辺りのコンクリートが湿っていて、おかしいので専門業者に見てもらったところ、給湯管からの

漏水ではないかと言う事でした。

 

 早速その部屋にお住まいの方に知らせて、2~3日ホテル住まいをして頂きました。

現在では温水や水の配管は架橋ポリエチレン管という非金属を使いますが、以前は銅管が普通でしたから、業者の方

は電蝕ではないかというのです。

しかし銅管が電蝕というのは変かなぁ・・・と銅より下は Cu>Hg>Ag>Pt>Au しか有りませんが、それは純粋な金

属の場合であって、世の中に本当に純粋な物などそうそう有るわけもなく、おそらく不純物の場所だけに穴が空いたの

かも知れません。

 

 コンクリート中に埋設された給湯用銅管の事故はこの二十数年の間に都合2箇所有りました。

現在では大規模リノベーション時に架橋ポリエチレン管に変えていますからこれ以上の事故は無いと思いますが、電蝕

とは厄介で、場所によっては深刻になります。

 

 余談ですが、小型船で伊豆大島から大島の向こうの利島に向かっている最中に、潮の流れと風の向きの関係で、とて

も波が高く困難でしたが、何故かスクリュウが空中で空回りする様な音がします。

小型のモーターボートではよく有る事ですが、キールの有るインボード艇ですからそんなわけは有りません。

荒れている中でエンジンルームに潜るのは、あまり気分の良いものでは有りませんが、気になる事が有ってクラッチオイ

ルの点検をしました。

 

すると、すっからかんなのです、船舶用エンジンには車の様なミッションは有りませんが、船舶用湿式クラッチなどがエン

ジンの直ぐ後ろに有って、オイル不足の為にそのクラッチが空回りしていたのです。

ゆっくり走れば動くので、何とか利島にたどり着きギアオイルを入手して何事も無かったのですが、これも電蝕によって、

オイルクーラーに針でつついた様な小さな穴が沢山空いて、直接海水中にオイルが漏れてしまったのです。

それらのオイルはエンジンの排気管を冷やす為に排気と一緒に排出されますから全く気づかなかったのです。

全ての構造を理解して、整備しないといけないのですが、エンジンは二次冷却なのに、オイルクーラーだけは一時冷却

だけでしたから、その有名アメリカ製エンジンも構造的に疑問があるかも知れません。

オイルクーラーの傍に亜鉛棒を入れる所が有りませんでした。

 

  

 

 

 

 

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