新米大家奮闘記(16) 管理人泣かせ
有り難く無い人達
女子大学生のルームシェアーです。
特にどうという話は無かったのですが、或る時駐車場に無断駐車している車の傍でその部屋の一人と少し不良っぽい
男が話をしている姿を見掛ける様になりました。
それから暫くして、もう一人の方から連絡が有り、部屋に入れないと言うのです。 もう一人が鍵を開けないので入れな
いとの事ですが、どうやら時々見掛けた男が一緒に居るらしく、部屋に入れない女子大生は試験が有って勉強道具も
取りに入れないと言います。
こうなると管理人の範囲を超えてしまいます。 これに懲りてルームシェアーは要注意です。
まもなく退去して呉れましたが、どうも部屋の中は格闘でも有ったみたいに、照明器具の傘は割れているし、据付の物
入れの表面は傷だらけで大いに困った事が有ります。
法人契約で入居した家族、いきなり小学生以上の子供三人の五人家族ですから、そんなに長くは居ないだろうと思い
ましたが、かなりの長きに渡って住まわれていて、或る時工事の為に部屋に入らせて欲しいと、施工業者の方が奥さん
と話をしておいてから、後日行くといきなりご主人が出て来て怒鳴られてしまい、話にならないと工事が出来なかった事
が有ります。
勿論契約書には、必要に応じて工事の為に入室出来る事になっていますが、相手はそんなレベルの人では無いのです。
法人契約の時には有り得る事で、昔はよくいつの間にかヤッチャンに入れ替わった話は有りましたが、よく似たケース
かも知れません。
こうした世の中を渡るのに肩で風切る様な人達は、郵便受けの中の広告を廊下にまき散らしながら歩いたり、共用の
ゴミ置き場に無茶な物を入れたり、布団を変な場所に干したり、他人が契約している場所に無断駐車をしたり、はたまた
玄関内の靴や子供の学校の工作まで廊下に置いたりと、兎に角他の人がやらない事を次から次と発明します。
そういう人達が居る間は管理人は忙しく、それに気を使うのでくたびれてしまいます。
ですからそうした人達が居なくなると、とてもお行儀の良い平和で物静かな雰囲気になって来ます。
当然の事として、管理人もほっとするわけですが、大抵の場合入居者の少ない時が多く経済的に危機的状況と背中合
わせの場合が多いのです。
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