新米大家奮闘記(25)BS ANT
TVが映らない・・・又か!
でも少し違います。 BSだけが映らないのです。
早速モニター用の小型TVを持って、例の共聴機器の有るボックスへと向かいます。
そこで調べた限りでは確かにBSの信号だけが来ないのです。
こんな時にはスペアナでも有れば一発で原因を発見出来るのになぁ・・・などと考えながら。
一番怪しいと思われたのは、地上波TVとBSを混合増幅する高周波アンプでは無いかと思い、急いでその型名を注文
してしまいました。
少し待たされて、でもかなり早く届きましたが、居住人の中からは苦情が来ませんでした。 事前のビラいれをして置
いたから皆さんお行儀の良い方達ばかりです。
これで解決! とばかりに交換して見ましたが、何も変わりません。 大外れです。
こうなっては、これしか無いと、BSアンテナのお皿の中央付近の出っ張りに付いた、アウトドアユニット(周波数変換をし
ているので、コンバーターとも言います)と呼ばれる衛星から来る電波を受け取り、周波数を低くして送り出す装置しか
無いと判断しました。
でも最初の見立て違いで、少し自信を無くしていますから、専門業者を探して聞いてみますが、なかなかBSアンテナの
アウトドアユニットの事や、そうした高周波の知識の有る業者には出会えません。
或る横浜の業者は、その辺りの事になるとアンテナメーカーの技術者を頼んでやるしか無いと言います。
そして日時も向こうの都合に合わせるし、価格も技術者派遣も含めて高額になると言うのです。
又々ダメ元で、やるしか有りません。
アウトドアユニットのみを注文し、大至急の交換です。
どうでしょう! バッチリ的中です。 今度ばかりは外れませんでした。
こうやって古臭い大型のBSアンテナは蘇ったのです。
BSアンテナ
蛇足ですが、BSアンテナはパラボラアンテナですが、放物線の形をしていて、直線的にで入った電波はアンテナ面で
反射し、その焦点に集まる性質が有りますから、焦点にアウトドアユニットを置きますが、決して中央では有りません。
それは、アンテナを効率良く小型にする為に、放物面全部を作らず、焦点を含む一部にしているので、アウトドアユニット
が中央にはなっていません。
ここで効率良くというのは、電波を効率良く受信するという意味では無く、全部作ると、お椀を上に向けた様になって、
雨や雪が貯まるから、全体の上の方だけを切り取った形という事なのです。
何故なら、BSの衛星は赤道上空の約3万Kmと言いますから、日本からだと、春分や秋分の日の午後2時頃の太陽
の位置に近いという話も有りますので、かなり上を向いてしまって、確かに雨が貯まりそうです。
送り側も余計な方面にばら蒔かない様にアンテナを工夫して居ますが、日本列島は細長いので、さすがに、沖縄まで
行くと、簡単では無いので、送り側でアンテナをイビツにして沖縄をカバーした様ですが、古い話なので、今はどうして
いるか判りません。
スペアナ
正しくはスペクトラムアナライザー ですが、オシロスコープは電気信号を時間を横軸に、レベルを縦軸に表すものです
が、スペアナは周波数を横軸に、レベルを縦軸に表します。
そうすると、どんな周波数の電波が有るか、強いのか弱いのか等が直ぐに判ってしまいます。
信号電波は必要な信号とそれを送り出す為の信号が混合されて居ますが、そうした種類もある程度判ります。

小型ボール盤は、タップ立てやバリ取りザグリ加工に使います
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