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マンションオーナーの悩み(18)困った事Ⅳ

ネジの話

 

 ネジが緩んで色々な事が起きますが、うかつに取り掛かると旧JISのピッチだったりして、手を焼いてしまいます。

この数十年の製品では滅多に無い筈ですが、特注品には、たまにそうした規格違いのネジが使われている事があります。

 

 確か1970年代の半ばだと記憶していますが、日本中が大騒ぎをして、徹底的にメートル法に変更して、それまでごちゃごちゃに

使われていた尺貫法を取引に使ってはいけない事になりました。

どの企業もそうした準備に1年以上の時間を掛け、重さや寸法をメートル表記に直したり、担当従業員の教育にかなりの時間と費

用を掛けていた様です。

 

 良くラジオ番組に出ていた、永六輔さんが色々それに伴う理不尽な事例を言っておられましたが、確かに困った人達も多かった

と思います。

当時普通に使うネジ類は直径3mmから大きいいネジのピッチはISOネジと言って、ネジの頭に凹みの印を付ける様になりました。

 

 しかし、大工さんや指物師の世界では、尺や分が普通ですから、唯メートル表記にして1間を1.8m、3尺を90cmとして使っていて

事実上の寸法はそのままだったのでしょうか。

同じ尺でも、鯨尺と言うのが有って、和服の世界では全て鯨尺が使われていて、切り替え後にそうした物差しを売ったか作ったか

した人が逮捕される事件が有った様で、現在では、逮捕はされないそうですが、こんな嘘の様な話もありました。

 

 私達は、米国が事実上そうした事をせずどちらでも良い様な事でしたから、日本の役人の頭の硬さを苦々しく思っていました。

日本が高度成長を成し遂げ、米の反発によって、色々な物を無理やり輸入させられた時、車や建設器械は勿論の事、家までも

輸入しなければいけないと迫られて、木造3階建て住宅を輸入する段になって、国内でも、木造3階建てが造られる様に法律が

改正された様に記憶しています。

 

 しかし、その住宅に付いて来る水道管等の付帯設備は皆インチですから、メートル法一辺倒の話など何処かに吹き飛んだに

違いありません。

現在でも、日本の管用(水道管やガス管)ネジの規格はインチが元になっている様な規格ですし、ゴルフはヤード、船が使う海図

の距離の単位はノットマイル、電気製品の中に使う基板やICの足のピッチはインチが元で、2.54mmとか1,27mmになっています。

 

 ですから実際の寸法は昔と変わらず、表記や表現をメートル方に変換しているだけでしょうか。

神社仏閣の建築物は当然昔のままにしなければならず、宮大工の方達は昔のままではないでしょうか。

そうして、工具類でも同じ事が有って、船舶用エンジン等を扱う業者は必ずインチネジ用の工具を別に持っていて、時間が経つと

メートル用とごちゃごちゃになったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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