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マンションオーナーの悩み(20)困った事Ⅵ

黒いカビは何故生えるか

 

 カビは湿度と餌があれば何処でも繁殖出来ます。

湿度は80%以上と言われ、餌はほんの少しの汚れが餌になりますから、大抵の場所にはカビが生える事になります。

ガラスやアルミサッシには特に多くのカビが生え易い条件があります。

それは、ほんの少し部屋の温度が外気温より高いだけで、わずかでも結露するからです。

 

そして窓に接した空気は水分を結露によって奪われ、乾燥した空気になり、冷えた空気は重くなって下の方に下がり、移動して、

順次繰り返しますから部屋の中の空気は水分を失って、湿度が下がり床の方に冷たい空気が漂って、足元が寒くなります。

これをコールドドラフト現象と言っています。

 

 更に、窓ガラスやアルミサッシに付いた水分は3日以上放置するとカビが発生すると言われています。

ですから、少なくとも1日おき位に結露を拭い去る必要があります。

特に出窓では、出窓自体が建物本体から飛び出ている関係で、結露が多く起きカビが生え易くまります。

特に出窓にはガラスだけで窓枠を使わずに接着している角が有る為、その角に使って有るコーキング材にカビが生えてしまい

ます。

特に出窓側の部屋を寝室に使用すると、人の呼吸によって排出される水蒸気の為、寝室に使わない時よりも余計に結露が増えます。

 

 浴室では、壁面には洗剤と人の垢や油等の汚れの混じった物が多く付着していますから、カビの餌は充分過ぎる位有ります。

極端に湿度が高くなり、黒くカビが見える状態になれば気が付きますが、良く換気をして黒いカビが見えない場合でも、芽胞と言う

状態になって、どんな条件が悪くても耐えられる状態になって、条件が良くなる時を待っています。

芽胞の状態では胞子を出しませんので、カビは増えませんが、黒く見える様になると胞子を沢山出してどんどん増えて行きます。

芽胞の状態では、普通の洗剤等では退治出来ず、塩素系カビ取り剤でしかカビを絶やす事は出来ません。

 

 特に天井に付いた芽胞は見えず、掃除するにも姿勢が悪く放置しがちになります。

塩素系カビ取り剤は寒気を良くして、自分が吸い込まない様に注意が必要です。

又、注意書きにも有りますが、酸素系洗剤などと混じらない様に注意して使います。

 

 最近はライオンから、銀を成分とした燻煙剤が出て来ましたから、天井の芽胞対策になる様です。

しかし、塩素系カビ取り剤の様に漂白効果は無いので、既に黒くカビが生えてた場所は塩素系カビ取り剤で漂白します。

この銀を成分とした防カビ剤は塩素に比べて毒性が低く、素手で扱える様です。

 

 カビの種類は多く有りますが、通常の部屋の中でもカビの胞子はうようよしていると考えられます。

ですから、食卓で、佃煮やジャムなどの様に同じ容器に長く保存している様な物は、取り出す時にだけ蓋を開けて中身を取り出し、

直ぐに蓋を締めて上からのカビ胞子の侵入を減らす事が長持ちの秘訣でしょうか。

ですが、普通の場所に有るカビの毒性はあまり強く無い様です。

むしろ、チーズのゴルゴンゾーラの様にわざわざ青カビを付けて食べる物さえ有るのですから、日本でも醤油や味噌に生える白い

カビや、餅の表面に生える青カビなどの毒性は殆ど無いのか、現在の様に防腐剤だらけになる以前は何処の家でも、醤油や味噌

等のカビは表面のカビをすくって取り、当然取り残したカビも一緒に食べていました。

 

 強力な毒性で有名なのは、アフラトキシンと言う毒を持つ黄色のカビです。

昔、輸入米で黄変米と言う船倉でカビによって黄色く変色したカビは有名です。

現在でも、ナッツ等輸入品の内でも、ピスタチオはしょっちゅう輸入禁止になるので有名です。

最近では中国産ナッツ、ピーナッツが多いでしょうか、よくカビ騒ぎを起こしている様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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